11月27日、大人の方を対象とした年賀状講座を開催しました。
開催日:平成23年11月27日(日)午後2時半〜午後5時半
会費:500円(筆代含む)対象:16歳以上の方 講師:田村鄭雲(たむらていうん)
指導内容概要
講座のポイントを簡単にご説明します。
謹賀新年、名前、住所を書くことから始めました。
宛先のお名前は中央にでーんと書きます。改まった字は縦の線を太く書くと雰囲気が出ます。横線はす、っと。
縦の線はまっすぐ書けるように心掛けましょう。息を吐きながら線を引くと上手に書けます。
慣れない内はゆっくり、慎重に書きましょう。穂先の動き方が理解出来ると少しずつ、早く書けるようになっていきます。
2012年の干支・「龍」は思い切り良く描きます。上からぽんと落とす感覚で、楽に。小手先で小細工せず、体全体を使って書きましょう。
穂先を使ってさっと書き、筆の横っ腹を紙に擦らないように。
筆をまっすぐ持ち、上の方からどんっと書きます。
書き終わりは筆を内側へ引き上げるようにしてすっと抜きます。
書体によって筆の扱い方が変わってきます。
筆をまっすぐ立て、書体を変えたりしても、書く度に違った線が出て味わい深い作品に仕上がります。いつも同じ線ばかりではなく、あえて変化を出し、個性的な年賀状にできたら素敵です。
・楷書のお手本
・行書のお手本
・草書のお手本
お手本通りに書くことにこだわらず、体に書の基本、教養を取り込み、自分だけの文字を描けるよう勉強して行きましょう。
使い終わった小筆は半紙を少し水で濡らし、その上をなぞる様にして筆の墨を紙へ移します。紙に移る色が薄くなったらOKです。
使い終わったらすぐ大事に手入れしてあげる事で長く使い続ける事ができます。
お手本。